徳天瀑布1日ツアー:最後の最後にボッタクリが待っていた!
絶景とも言える徳天瀑布でしたが残念ながら滞在時間は2時間ほどしかありませんでした。常にツアコンが全体を煽って早く歩かせるようにしていたのも残念でしたね。
それに加えて、バスがスピードをずっと出しっぱなしで怖かったです。中国のこの大きさのバスでもクラクションは日本のトレーラーみたいな音を出します。
常に前に走行している車にクラクションを鳴らしつつ、片道一車線の道路で追い抜いてゆく。いつ事故にあってもおかしくない運転でした。
バスの車内の様子。
こんな田舎道をすっ飛ばしてゆくのです。
帰途の際、真っ直ぐ元の場所に帰ると思ったらそうではありませんでした。なぜか本日3軒目のお店に立ち寄ることに。
ここは漢方を専門に扱っているお店です。
何も買う気はありませんでしたし早く帰りたかったので外に出ていました。
こちらは店の前から撮影したものです。
広西省の地域の山々は見ているだけで楽しくなる形ですね。
しばらく時間が経過した後にバスはさらにもう一つの場所に立ち寄ります。
この事件が起きた後、なぜ1日の旅程でツアコンがこんなにも客を煽って時間を急いでいたかが明らかになります。
最後に立ち寄ったのが玉(ぎょく)を売るお店です。いわゆる”高級品”の部類に入ります。
勘の良い方は展開が見えてきたのではないでしょうか・・
表向きの接待の良さと同時に激昂してみる店長
まずはお約束のごとく小部屋に連れられてゆき、商品の紹介を延々と受けます。
私はこれが堪えられなかったのでトイレに行くついでに部屋から出てしましました。
その後しばらくして部屋に戻るとすぐに講義は終了。
次は「玉」が売られているショールームのような部屋に連れられてゆきます。
全く興味がないので速攻部屋から出ることに。
店内をうろうろしていると、体格の良い店長らしき人がこちらに向かって激昂しているではありませんか。周囲にいた人は驚いていましたが私は対して気にもせずにいると周囲から店を早く出るように促されたのでバスに戻りました。
香港人の友人が言うには私たちが「日本人と韓国人の団体」だと思ったらしく、嫌いだったので怒鳴ったようです。(この場に韓国人はおらずほとんどが中国人と香港人)
気分は悪かったですがバスに戻って来たので他のツアー客を待つことにしました。
しかし待てど待てども帰ってきません。
どうやら先程のショールームの所から出られなくなったようですね。
結局最後に数名の中国人の年配者たちが怯えた表情をしながら帰ってきました。聞くとそのグループの人は「玉」を数千元で買わされてしまったそうですね。
可哀そうに・・
無理やり買わされたのでしょう。
しかし当のツアコンも運転手も素知らぬ顔。
この時点で”店側-ツアコン-運転手”全てがグルだったのに気付いたのです。
つまりツアーの最後の最後に「高級品店」に連れてゆき、対して価値もないものを買わせるのが魂胆だったのです。ツアコンにもきっとバックマージンが入るのでしょう。
滝を見るだけなのに、なぜ一日の予定がこんなにも急いでいたのかが明らかに。
気分は最悪でしたが一応無事に帰れたので良しとしましょう。
■ まとめ-中国の今の社会の縮図を表している
中国は近年の経済発展に伴い旅行者数が大幅に伸びており旅行業も好景気です。その反面、一般の中国人旅行者はこの点で成熟していないので騙されやすい状況にあります。
この客層を狙ったのが今回の手口なのでしょう。
こういうケースを見ると中国人を嫌いになる方もいるかもしれませんが人を騙す人はごく僅かで、それを見て不快に思うのがほとんどの人で、幾らかの騙されやすい無知な人もいます。
結論は・・大多数の人は普通なので、人をよく選んで付き合いましょう。
もちろんいい人も沢山いるので中国の生活も楽しいですよ。