6日目:蘇公塔(額敏塔)についでに行ってみた
6日目は午後からのお出かけでしたが比較的多くの観光地を見ることができました。トルファンは市から近い所に観光地があるため車をチャーターすれば効率よく回ることができます。
蘇公塔(額敏塔)のについて
西暦1777年にトルファンの王(額敏和卓)が83歳の時に当時の王朝(清代)に対する忠節のしるしとして建てられたうんぬんと言う事が現地の紹介文に書かれていました。
清国に対する忠誠と自分の偉業を誇示するために造られたもので、当時の王家・イスラム教においての力を示すものだったようです。
私はイスラム教徒ではありませんので宗教的な価値については評価うすることはありませんが、一つの建造物として当時の王族の力の一部を垣間見てきました。
蘇公塔を正面から見た図です。
右側の壁が壊れているように見えますが、これは現在改築中でした。
高さを強調するために壁際から撮影してみました。
こちらの塔は35メールほどあり、見たところ全てレンガを重ねて造られています。
塔の上部です。
レンガの積み重ね方で模様を作っているのですね。
ドームの内部より撮影。
ドーム状の建築は空間の確保と採光の二つの役割を果たしているのでしょう。
回廊を歩いて行くと・・
モスクの礼拝所部分、こちらは立入禁止です。
これだけの広さからすると、かなり多くの人が同時に入れるようです。
こういうのを見ると蘇公塔に限らず時の権力者たちは政治と宗教を上手に使い分けながら人民の心を上手に摑んでいたのが理解できますね。
周囲に見えるのはウイグル族(恐らく位の高い人たち)が埋葬されている墓地です。多分王族の関係者たちのものでしょう。カシュガルの香妃墓と似たタイプです。
ぶどう畑と乾燥するための小屋。
トルファンではこのような風景を度々見ることができます。
ぶどう畑の近景。
作業がしやすいように、ぶどうの棚を低めにしてあります。
ぶどう摘みをする女性。
一つ一つ手で採ってゆくんですね。